改良工事の落とし穴
木片やコンクリートガラを多く埋め立てた土地に、食い工事を施して家を建てた。
数年後、これらのガラが腐食し手で来た隙間に杭が陥没し、沈んでしまった。また改良体の強度不足により、建物を支えきれない場合もある。
ベタ基礎の影響
軟弱地盤への対策として安易にベタ基礎としたが、ベタ基礎の重さが不同沈下を引き起こしてしまった。ちなみに30坪分のベタ基礎は100tもの重量になり、軟弱地盤層が厚いほど沈下量は大きくなる。
配置変更
建て替えに際して、旧家屋より配置をずらして新しい家屋を建築したが、旧家屋のの荷重により固まっていた地盤と固まっていない地盤とにまたがって家屋を建築した為、不同沈下を引き起こした。異なる地質にまたがって建物を建てた場合、より弱い地質に圧縮が集中し、不同沈下が起きる。
軟弱地盤への広域造成
軟弱地盤に広域に宅地造成盛土したが、荷重の集中する中心部が大きく沈下する為盛土を施した最も端の家が大きく傾いた。広域埋立地や谷状の土地を埋め立てた場合にも同様の現象が起こる可能性がある。さらに、池跡や田畑への盛土造成でも同様のケースが起こり得る。
擁 壁
擁壁を支える地盤自体が軟弱であったため、地盤と建物を支えきれずに擁壁が動いてしまい傾いた。擁壁工事が不十分な場合も起こりえる。また、様壁が動かないまでも、水抜き穴が正常に機能しないため敷地内の水はけが悪くなり、不同沈下を引き起こすケースもある。
近隣からの影響
近隣の川の水位が下がった為、地下水位も下がり、それに伴い地盤が沈下し建物が傾いた。また、地下水のくみ上げによる地中内の環境変化で不同沈下を引き起こすケースもある。
切土・盛土
傾斜地に切土と盛土を施し、その境にまたがって家を建てたが、盛土の埋め戻しが不十分であったため、不同沈下が起こった。
盛 土
盛土を施した際、しっかりと転圧されていなかったため、盛土に余分な空気や水分を含んだままになってしまった。これらが、土の重みで少しずつ抜け、不同沈下を引き起こした。
不同沈下が発生する原因には、様々なケースが考えられます。
共通していえる事は、地盤の状態を考慮せずに基礎工事が施工され、表面上は問題なく見えてしまうことです。
以下に、事例をご紹介します。
地盤沈下という言葉はきいたことがあっても、「不同沈下」は初耳。
そう思う方が大半でしょう。実は、不同沈下とは、あなたにとっていちばん身近な
地盤沈下なのです。例えば、「なんとなく傾いているな」と思える家屋や、ひびの入っている壁や塀などを見たことはありませんか?これらは不同沈下による影響と推測されます。「地盤が建物自体の重さを支える事が出来ずに不均等に沈下していく現象」である不同沈下がおきてしまうと、外壁・内壁に亀裂が走ったり、ドアや窓の開閉が困難になったり、家屋が傾いたりする事もあります。修繕には建物価格を同じくらいの出費を強いられる事も少なくありません。さらに最悪の場合、傾いた家に住み続けたことで自律神経失調症にかかるなど、日常生活に支障をきたすケースもあり得ます。このような不同沈下を回避する手段は、建設予定地の地盤調査を徹底する事に尽きます。土地開発によって人口的に造られた宅地か否か、周辺に川や水田がないか、近所に傾いている家や電信柱がないか・・・。地盤は調査してみなければわかりません。そして、調査の結果、軟弱な地盤であっても、適切な対策を実行する事で、家は立派にたてらます。家族と幸せな暮らしを続ける為にも、立てる前の地盤調査を重視したいものです。